屋上の生徒会室
なんとか私たちの説得により沢村をクラスに引き連れる事に成功した。
だけど……。
シーン………
「どうすんの?この空気」
「ど、どうしようもないってぇ。」
沢村が来たことでクラスが静まり返った………
バーン!………
「!!」
「ここ……お・れ・の・せ・き……。」
「ひぃー!ごめんなさい!」
何かを蹴った音がしたと思いきや沢村が一番後ろの窓際の席の子の机を蹴ったのだ。
『……お、俺…トイレ…』
『俺も…』
『俺も…』
『あたしも…』
『うちも…』
『僕も…』
『俺も…』
みんなが沢村を恐れて教室を出ていってしまった。
「な、なにこれ……。」
しばらく沈黙が続いた後、倉崎君が口を開いた。
教室にいるのは沢村とあたしと麻衣と倉崎君だけ……
沢村はなぜか爆笑していた。
「ちょっと!どうゆう事!?」
麻衣は怒った。