septcouleur
彼女
その後、なぜか私と愛華も同行することとなった。
キーンコーンカーンコーン♪
「愛華、美香ちゃん行くぞ♪」
チャイムが鳴ると同時に恭祐が立ち上がり、言った。
見ると恭祐も舜一君もかばんを手に持ち、準備万端である。
その素早さに驚きつつ、私もかばんを右手に持つ。
電車に乗り、二つ目の駅で降り、バスに乗った。
“ 白百合学園前 ”
白百合学園の目の前のバス停で降りると、
警備員がいる高い門と真っ白いとてつもなく大きな校舎が目にはいった。
綺麗・・・・・・。
ふとそう思った。