septcouleur
昔話




家に帰り、ベッドにすわった。




そしてふと昔のことを思い出した。








小さいころ近所のお兄ちゃんとよくなわとびをして遊んだ。




お兄ちゃんはとても優しくしてくれて、




本当のお兄ちゃんのように思っていた。







でも、小学3年生のとき、私の両親が離婚した。




私は母親に引き取られ、隣町に引っ越した。




そしてお兄ちゃんとはまったく会わなくなった。



それが私が生まれてから7度目の春のことだった。


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