変わらない約束



「もう!柚榎、なにしてるの?」


「聞こえるの…」


《ここから始めよう…》


あなたは、だれなの?


ふいにお寺にある木を触ってみた

彼と繋がれる気がした。


「…柚榎?」


美奈の言葉なんか耳に
入ってこなかった。


私はもう自分の世界に
入ってしまっていた。


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