変わらない約束



世界が大きく歪んだ───


「ちょ、おい!倉橋っ!」


「柚榎…柚榎あああああ!」


私は触っていた木の中に
吸い込まれた。


「えっ…?」


みんなの叫び声が聞こえる
何があったの?


今の状況を理解できない。


「柚榎!柚榎っ……」


「倉橋!なにやってんだよっ…」


みんなの声が遠くなってく


そして私の意識も
遠くなってしまった──。


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