キミの涙に虹かかれ
プロローグ
ある昼下がりの頃、
まさに春日和というのにふさわしい天気だ。
毎日繰り返されるリミット
時の流れというものは、楽しい時程早く感じ、つまらない時程遅く感じるものだ。
このHRの時間も長々と感じる…
今の気分を言葉で表すと、
まさに”憂鬱”としか言いようがない。
まだ入学したてでまともに話す友達も出来ていないようなこの状態で、どう青春を謳歌すればいいのかと疑問に思う。
時間が経てばそのうち出来るだろうと考える自分が心のどこかにいる
そんな甘い考えなんて捨ててしまえばいいのに…
もう、
どうでもいい。