Blood
「………………っ…」

突然の痛みを感じ、我にかえる
私は家に帰る途中で、誰かに襲われて…
誰かに助けてもらって…

そんなことを考えてたらその、私を助けてくれた人が、
私に抱きついていた。

chu

へ?

「ごちそうさま 優華ちゃん」

「何で私の名前…てゆうか何したんですか?」

立ち上がろうとしても、足に力が入らない。

「優華ちゃんが イイって言ったじゃん」

見上げると…
その人の瞳は、さっきよりも赤く、
口の周りには、血のようなものがついていた。

「貴方…何者…?」

すると、ニコッと微笑んで

「吸血鬼♪」

と答えた。

キュウケツキ…?

「今は、優華ちゃんの血をもらったの」

ハッとして、首筋をなぞると…

「傷がある…」

「おいしかったよ あっ 俺 ハヤトって言うんだ」

その後、私の記憶は途絶えた。
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