イマージョン
千春と香の彼氏は格好良いいんだろうな。2人とも可愛いし、そりゃあ抱きたくなるし、同棲もしたくなるよね。
私も格好良いい彼氏が欲しい。でも風船化け物の事など誰も相手にしてくれないだろう。
久しぶりに義則に逢った。遊園地に行こうと言われ、気分が乗らなかったけれど移動は車だから、まぁいいか…。と行く事にした。遊園地は好きだけど何か楽しくない。義則が居るし、それに何と言っても所々で売っている食べ物が気になって仕方ない。堪らなくなり、義則に、お昼ご飯が食べたいと告げる。
ラーメンを食べた。でも、こう言う所で売られている食べ物は高いくせに量が少ない。全然足りない。おかわりしたい。でも我慢しなくては。
人の目を気にしながら園内を色々見て回る。でも義則と食べ物の事で頭が支配されている。今度は脳みそが風船化け物で破裂しそうになっている。
ソフトクリーム、ポップコーン、フランクフルト、焼きそば、たこ焼き、チョリス、それからそれから…。気付けば、食べ物屋さんを血走った目で物色していた。様子が可笑しい私に義則が、どうかしたの?と言う。
私は遂に耐え切れず、カロリーが高そうなフランクフルトが食べたいと言ってしまった。義則は、びっくりして
「さっき食べたばっかだよ?!」
「だって食べたいんだもん」
心の中で思っていた事を、そのまま口にした。
あー。幸せ。食べている時が一番幸せ。このフランクフルトが永遠に減らなければいいのに。そうしたら永遠に食べていられる。一生フランクフルトを食べて死んでも構わない。私はフランクフルトの虜。フランクフルト様。あなたがこの世に存在してくれて感謝しています。フランクフルト様を考えた素晴らしい誰かにも感謝しています。フランクフルト様、愛しています。愛しい愛しい愛しいフランクフルト様。
バイトのお菓子ばかり食べていたから、フランクフルトは一際美味しく感じる。
遊園地は上の空。
帰りの車の中で、コンビニを発見してしまった。フランクフルトの後に、焼きそばも食べたから、お腹は空いていない。だけど口が寂しい。何か食べたい。
「ちょっと停めて。買い物して来る」
義則を置き去りにして、コンビニに入る。
私も格好良いい彼氏が欲しい。でも風船化け物の事など誰も相手にしてくれないだろう。
久しぶりに義則に逢った。遊園地に行こうと言われ、気分が乗らなかったけれど移動は車だから、まぁいいか…。と行く事にした。遊園地は好きだけど何か楽しくない。義則が居るし、それに何と言っても所々で売っている食べ物が気になって仕方ない。堪らなくなり、義則に、お昼ご飯が食べたいと告げる。
ラーメンを食べた。でも、こう言う所で売られている食べ物は高いくせに量が少ない。全然足りない。おかわりしたい。でも我慢しなくては。
人の目を気にしながら園内を色々見て回る。でも義則と食べ物の事で頭が支配されている。今度は脳みそが風船化け物で破裂しそうになっている。
ソフトクリーム、ポップコーン、フランクフルト、焼きそば、たこ焼き、チョリス、それからそれから…。気付けば、食べ物屋さんを血走った目で物色していた。様子が可笑しい私に義則が、どうかしたの?と言う。
私は遂に耐え切れず、カロリーが高そうなフランクフルトが食べたいと言ってしまった。義則は、びっくりして
「さっき食べたばっかだよ?!」
「だって食べたいんだもん」
心の中で思っていた事を、そのまま口にした。
あー。幸せ。食べている時が一番幸せ。このフランクフルトが永遠に減らなければいいのに。そうしたら永遠に食べていられる。一生フランクフルトを食べて死んでも構わない。私はフランクフルトの虜。フランクフルト様。あなたがこの世に存在してくれて感謝しています。フランクフルト様を考えた素晴らしい誰かにも感謝しています。フランクフルト様、愛しています。愛しい愛しい愛しいフランクフルト様。
バイトのお菓子ばかり食べていたから、フランクフルトは一際美味しく感じる。
遊園地は上の空。
帰りの車の中で、コンビニを発見してしまった。フランクフルトの後に、焼きそばも食べたから、お腹は空いていない。だけど口が寂しい。何か食べたい。
「ちょっと停めて。買い物して来る」
義則を置き去りにして、コンビニに入る。