イマージョン
ぼんやりと思った。
病み上がりだと言うのに今日もパンを5個食べた。あたしも一緒にいく。と、舞も同じパン屋で買ったパンを3個食べている。クロワッサンとツナマヨパンとフランクフルト様。
「美夢ちゃん、病み上がりなのに、そんな食べて大丈夫?」
「困った事に全然平気」
「でも痩せてるから、もっと食べた方がいいね」
この腹を、ちゃんと見て舞は発言しているだろうか。いや、見ていないだろう。顔だって明らかに風船化け物で、1週間前マックで向き合って食事をしたではないか。それとも、やはり私に女の子らしさが足りなくて、下を向きっ放しでビッグマックに喰らいついていて見えなかったのだろうか。とにかくどうしても、食べ物に喰らいついている時は無心で、殆ど記憶が無いと言っても良い。千春と言い舞と言い痩せていてデニムが似合うから、足も長く見える。
今日は、千春は食品売り場の向こう側で雑貨の品出しをしている。私と舞は食品売り場だ。また生き地獄だ。最近になって店長と山下さんに、美夢さんは食品の品出しが上手い。と何故か褒められて、ほぼ毎日、食品売り場の品出しを任されるようになった。生き地獄が毎日だ。舞に教えつつ品出しを進めるが、ついついお喋りしてしまって店長に其処の2人、喋り過ぎ。と叱られてしまう。
病み上がりだと言うのに今日もパンを5個食べた。あたしも一緒にいく。と、舞も同じパン屋で買ったパンを3個食べている。クロワッサンとツナマヨパンとフランクフルト様。
「美夢ちゃん、病み上がりなのに、そんな食べて大丈夫?」
「困った事に全然平気」
「でも痩せてるから、もっと食べた方がいいね」
この腹を、ちゃんと見て舞は発言しているだろうか。いや、見ていないだろう。顔だって明らかに風船化け物で、1週間前マックで向き合って食事をしたではないか。それとも、やはり私に女の子らしさが足りなくて、下を向きっ放しでビッグマックに喰らいついていて見えなかったのだろうか。とにかくどうしても、食べ物に喰らいついている時は無心で、殆ど記憶が無いと言っても良い。千春と言い舞と言い痩せていてデニムが似合うから、足も長く見える。
今日は、千春は食品売り場の向こう側で雑貨の品出しをしている。私と舞は食品売り場だ。また生き地獄だ。最近になって店長と山下さんに、美夢さんは食品の品出しが上手い。と何故か褒められて、ほぼ毎日、食品売り場の品出しを任されるようになった。生き地獄が毎日だ。舞に教えつつ品出しを進めるが、ついついお喋りしてしまって店長に其処の2人、喋り過ぎ。と叱られてしまう。