私だけの…
「るきっ‥!!」
私が呼ぶのと、携帯が鳴るのが重なった。
輝斗は起き上がり、携帯を取った。
「んだよ?」
輝斗は不機嫌気味に出た。
「今どこにいんだよ??」
携帯に耳を当ててなくても聞こえる。
雅の声。
「どこでもいいだろ。」
輝斗はため息をついて私のそばに座った。
「言えっつの!!」
「あぁ??」
輝斗は私の方を向き、私を見つめた。
私は輝斗を見つめ返した。
そして私の顔に顔を近づけた。
そしてチュッとキスをした。
カアアアアアと赤くなるのがわかった。
リップ音、雅に聞こえた!?
「まさかお前「そういうことだ。じゃあな。」
クスッと笑って電話を切った。