私だけの…
「まままま雅!!いつ友達つくったの!?」
「はっ!」
と吹き出す輝斗。
雅は苦笑い。
「喧嘩でダチになった。」
「……は?」
意味がわからない。
喧嘩で友達になるものなの?
「だから、喧嘩してお友達になったの。」
面倒くさそうに雅が同じことを言う。
だから、それの意味を説明しろっつうの。
輝斗は笑っているだけ。
もういい。
ついてけない。
「輝斗って二十歳くらい?」
「いや、雅とオナイ。」
「え゛っ!!!嘘っ!!!」
すると雅はカウンター席に座りながら、「本当。」とため息交じりに言った。
私も雅の隣に座った。
「大人っぽいねぇ。」
私は輝斗を見つめた。
やっぱりこの人…。