私だけの…


「お前は感情を失ってんだよ。」


「…。」


「寂しいから、んなことしてんだろ?」



「はぁ?俺が寂しい?笑わせんな。」




俺は雅から離れた。



「じゃあ、ずっとそうしてろよ。」


「お前に言われなくてもそうする。」



「あっそ。」


俺は雅を置いてその場を後にした。






それから俺は雅の言葉が頭から離れなかった。



何人の女を抱いても、何人のバカを殴っても満たされない。




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