私だけの…


「雅に出会えてよかった。」


「輝斗‥。」


「雅に出会ってなかったら、瑠奈にも出会ってなかったかもな。」


「//////」


瑠奈は真っ赤になった。


「そう思ったら、あの過去があってよかったとも思える。」


あの過去が俺を少しだけ大人にしてくれた。




当時はどん底にいると思ってた。


俺は一人だと思ってた。


でも違った。


這い上がれたんだから、どん底じゃない。



俺には先輩も、俺を応援してくれる人もいる。



俺は勘違いしてただけだって思える。
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