私だけの…
そして店のオープンの時間だからと、私たちは追い出された。
私と雅は家路につく。
「ねぇ、雅。」
「ん?」
「輝斗って、隼人そっくりだね。」
「っ…あぁ。」
雅SIDE
俺も初めて、輝斗に会ったときはびっくりした。
俺も隼人かと思うくらい…。
隼人ってのは俺の二つ上の兄貴。
俺らは小さい頃からずっと、三人で遊んでいた。
俺らが小学校卒業するとき、隼人は瑠奈に告白した。
俺が瑠奈のこと想ってるのを知ってて。