私だけの…


「いらっしゃい。」


「何で真っ暗なの?」


「ん?まぁ、ちょっと。」


そう言ってグラスをカウンターに置いた。


微かな光に照らされた輝斗はなんだか色っぽい。



私はロウソクのそばに座った。



「綺麗‥。」


思わずうっとりしてしまう。





輝斗はカクテルを作って私の前に出した。


私はカクテルを見つめた。



宝石のようにキラキラと光っている。




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