私だけの…


そばに輝斗がいる。


それだけで幸せ。



輝斗も同じ気持ちだといいな。



私はベランダに出て、輝斗の隣に立った。


「さぶっ‥。」


すると輝斗は後ろから抱きしめてくれた。



「暖かい。」


「瑠奈気持ち悪くはないか?」


「え?うん、大丈夫だよ?」


「今日はかなり酔いが早いから体調悪ぃかと思った。」


「ううん。」


輝斗の心配をよそに、私はニヤけていた。




ありがと。輝斗。
< 140 / 226 >

この作品をシェア

pagetop