私だけの…


そのとき、足を引っ張られ、溺れそうになる。




「っ!!」


私は慌てて水面に顔を出した。



「ぷはっ!!」


隣で輝斗も顔を出す。



「びっくりした?」


「もう!!鼻に入ったじゃん!!」


「ははっ!」

私はやり返そうと、海に潜った。


でも輝斗は勘が働くらしく、近くにいない。




卑怯な!!




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