私だけの…


どうしよう…逃げたい。

でもここで逃げたら負けだ。



「市川くんもカツラ取りなよ!!」


女子と同じグループの女子が輝斗のカツラを後ろから剥ぎ取った。




「「「「「っ!!」」」」」」




「てめぇ何してんだよ。」


輝斗は振り返り、どすの利いた声で言った。




女子たちはビクッとなったものの、女子たちからは歓声の声が広がった。



「「「きゃ――――っ!!!!!」」」


「「かっこいい!!!!!」」








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