私だけの…


「言っただろ。喋りてぇなら喋ればいい。俺は痛くも痒くもねぇよ。」



輝斗は不気味に笑った。




そこにいた誰もがゾクッとするくらい。



女子は涙を浮かべて屋上を出て行った。




「おい輝斗!!」


「いいの!?あの子絶対喋っちゃうよ!?」


雅と真由は輝斗に詰め寄った。



「…。」


「輝斗‥。」


私は輝斗の手を握った。



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