私だけの…
「もう持てないって。」


「‥雅呼ぼっか。」


「…。」


雅、結婚したら確実に尻にしかれるな。







私たちはビルを出て、カフェに入った。




ドサッと荷物を置き、はぁっと息をついた。



「てかさ、真由がデートに誘うの珍しいじゃん。」


「…。」


真由は目を逸らした。


「真由?」


何かあったかな‥?



「てか瑠奈ケーキ奢って。」


ニコッと笑う真由。
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