私だけの…
はぁっ  はぁっ  はぁっ

雅と二人で学園に向け猛ダッシュ。

「お前さぁ、いつまで春休みしてんの?」

「だってぇ!最近曜日感覚なくって!!」

「…。」

そして何とか学園に着いた。

周りには沢山の生徒。

門を潜ったところで歩き出した。

「そいやぁ、お前新入生代表だろ?」

「あ゛――――!!!」

私は立ち止まり雅を見上げた。

雅も立ち止まり私を見下ろす。

「まさか…。」

雅の顔は引き攣っていく。

「やばっ…練習してないよぅ…。」

「そっちかよ!!!」

雅の大声に周りにいた女子たちが注目した。


< 2 / 226 >

この作品をシェア

pagetop