私だけの…


やっぱり、あなたは隼人みたいだ…。


私の大切な人。


「ん?てか輝斗ずっとここにいたの?」


寝惚けた頭がはっきりしてきた。


「あぁ。瑠奈ごちそうさん。」


輝斗はクスッと笑った。


「はぁああああああああああ!!!???」



輝斗は耳を両手で塞ぎ、遠ざかった。


「冗談だっつの。寝てる女抱くほど餓えてねぇし。」


「//////」


何かサラッとむかつくなぁ。



でも何でこんなドキドキしてんだろ…。



それから支度して二人で登校した。


私はシカトしてるけど。


「なぁ、怒んなって。」


「…。」

「瑠奈?」

「…。」

「おぉい。瑠奈。」

「…。」

「相手が俺だからよかったろ?」

「はぁああああ!!!???」

「やっと反応した。」




そう言ってスタスタ歩いて行く輝斗。



イラッ…。


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