私だけの…
輝斗の後を追って歩いていると、携帯が鳴った。
「はぁい。」
「あ、瑠奈ちゃん?」
雅ママだ。今日も店の手伝いかな?
「今日店お願い。」
「うん、わかった。じゃ、また夜に。」
いつもこうして雅ママが電話してくる。
雅ママは私のお母さんのような、友達のような存在だ。
にしても久しぶりに店にでるなぁ。
教室に入ると、真由の姿はない。
あれ…。
もしかして…。
私が真由の席を見ていると、後ろから頭を叩かれた。
「ったぁ!!」
振り返ると雅が立っている。
「輝斗と一晩過ごしたって?」
「っ//////」
その言い方やめて。
「何赤くなってんだよ、ばぁか。」
そう言って自分の席に戻ってく雅。
むかっ…。
輝斗も雅もむかつくぅぅ!!