私だけの…

瑠奈SIDE

「ん…。」


目が覚めると、目の前に輝斗の顔があった。


私はガバッと起き上がった。


「はよ。」


クスッと笑う輝斗。


私の心臓は高鳴る。


「おはよ…。」

「てかさ、瑠奈誘ってる?」

「へ?」



私は自分の体を見た。


ドレス着て…胸見えそう!!!!!!


私はシーツで慌てて隠した。


顔から火が出そう。



湯気通り越して火事だよ火事。




「俺も一応男なんだけど。」



そう言いながら立ち上がり、ベランダに出て行った。




私はその隙にお風呂場に逃げた。




心臓止まりそうだよ。





…はぁ…。

私はため息を零した。











< 61 / 226 >

この作品をシェア

pagetop