私だけの…
瑠奈SIDE
「ん…。」
目が覚めると、目の前に輝斗の顔があった。
私はガバッと起き上がった。
「はよ。」
クスッと笑う輝斗。
私の心臓は高鳴る。
「おはよ…。」
「てかさ、瑠奈誘ってる?」
「へ?」
私は自分の体を見た。
ドレス着て…胸見えそう!!!!!!
私はシーツで慌てて隠した。
顔から火が出そう。
湯気通り越して火事だよ火事。
「俺も一応男なんだけど。」
そう言いながら立ち上がり、ベランダに出て行った。
私はその隙にお風呂場に逃げた。
心臓止まりそうだよ。
…はぁ…。
私はため息を零した。