私だけの…
すると、輝斗は私の前に立った。
そして何も言わず灰皿を交換した。
あ‥。
気づいてくれてたんだ…。
「吸いすぎ。」
「っ…///」
もろに輝斗と目が合って、カアアアアアと熱くなる。
クスッと笑った輝斗は奥に入って行った。
目で追っちゃってるし…。
輝斗が戻ってきたとき、私の携帯が鳴った。
FROM:輝斗
SUB:
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あと10分で終わるから、もう少し待って。
もう煙草ねぇだろ?
俺のいるか?
END
私は嬉しかった。
隣の女に勝ってると思うと尚更。
私は輝斗を見て小さく首を振った。
煙草はいらないよって意味で。
輝斗はクスッと笑った。
ほんの些細なことなのに、こんなにも嬉しいのは、やっぱり…。
恋をしているから‥。