私だけの…
私は変に緊張した。
輝斗は灯りを点け、奥に入って行った。
私はカウンター席に座り、煙草を取り出した。
奥から着替えた輝斗が出てきた。
黒いパンツに白いシャツ。
シャツはボタンが3つ閉まってなくて、鎖骨が見える。
何度見てもかっこいい。
私が見惚れていると、輝斗はクスッと笑った。
「瑠奈、試験大丈夫なのか?」
「えっ…何で?」
「勝負すっか。」
「…負けたらどうなるの?」
「勝った方の言うことを聞く。」