私だけの…
瑠奈SIDE
車が停まった場所は私たちが住んでる街から離れたところだった。
周りは山と田んぼばかり。
そんなところにポツンとある一つのビル?って言っても3階までしかない。
古びたビルで、人が使ってる様子はない。
そこに連れて行かれた。
階段を上がり、二階にある、一つの扉を開けた。
入った瞬間シンナーの臭いがした。
部屋はテーブルとソファがあるだけ。
矢野はソファに座り、テーブルの上に写真を投げた。
数十枚もの写真。
私はそれに目を奪われた。
「これっ!!!!」