私だけの…


私は拳をつくり、強く握った。


許せない。



「ハニーちゃんが俺と付き合ってくれるなら、大切な人たちには手を出さないよ。」





「汚いやり方!!」



「何とでも言え。従わないなら消すまでだ。隼人のようにな。」



「っ…。」







ごめん‥みんな…。




今まで何度も助けてもらったのに…私は…。



「わかった。付き合う。」




「話が早いねぇ!」



あはははっと笑う矢野。












私は矢野を睨むことしかできなかった…。
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