Life size
「緑〜、帰ろうぜ。」 「すまん、今日叶と帰るんだよ。」


隼は部活だしな・・・。 よし、一か八か・・・


「立華、一緒に帰んない?」僕が言い放った後、立華は顔を赤くしていた。照れてるのか?


「宮木君。」 「ハイ。」 「声大きい。」 「スイマセン。」


結果二人で帰ることに。


「宮木君って何人家族?」 「二人。親もういない。」 「ごめんなさい。」 「いや、いいよ。」



やばい、無言モードになってしまった。だが、この環境を打開するには、


「立華、しりとりやらない?」 「無理。」

何が無理なんだ・・・。よし、次っ。


「立華って何のアニメ見てるの?」 「そもそもテレビすらあまり見ないんだけど・・・」


「普段家でなにしてるの?」 「ゲーム。」


お、いい流れだ。案の定、僕もゲームは好きだ。このまま話を続けれそうだ。


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