Life size
名を緑。何故なら、髪が緑だからだ。染めてないんだよ。


地毛ですよ。親も緑。DNAってすばらしいね。     本名、三浦優


「と言うことはまたお前の緑頭を見なくちゃいけないのか。緑は目に優しいはずなのに、僕の視力は落ちていってるよ。」


「涼は暗い所でゲームしてるからだろ。でも本当は同じクラスで嬉しいんだろ?」


「あ、それはない。ありえない。夢見るな。その緑頭を真っ赤に染め上げるぞ。」


だが、緑と同じだと宿題見せてもらえるから嬉しいと言えば嬉しい。


ちなみに、僕はツンデレではない。仮にツンデレなら、10・0。


10がツンに値する。



それにしてもクラスが騒がしい。クラス替えなんぞで、こんなうるさくなるなんて小学生か!


「緑、なんでこんなに皆うるさいんだろう。」


「そりゃー、今日転校生が来るからだろ」


「そんな、高校三年でふつう来るか?」


「楽しみにしとけ」


ちょうどタイミング良くチャイムがなり、皆席に着く。


さっきまでは騒がしかったのに、静かになるとは・・・。


ちゃんと、空気をよんでらっしゃる。
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