Life size
教室に入ってきたのは安形だけだった。補足、安形先生。


「あ〜、もう知ってるやつもいると思うが、今日からこの学校に転校してきた立華鮮花だ。」


入っていいぞと、安形が呼びかけ廊下から少女が教室に入ってくる。



美人だ。回りくどい言い方は面倒なので一言で。美人だ。


僕が好きなショートカットだ。最近ショートの子少ない。


「よろしく。」ペコっとお辞儀をした。とても、綺麗な声だ。


「それじゃあ、鮮花。あのアホの隣の席に座ってくれ。」安形がそのアホの席を指さす。


アホとは即ち僕。


「じゃ、仲良くやれよ。俺は新しいゲーム買ったからもうHR終わり!もう、帰っていいぞ!」


あいつ、教師やめろよ。



とりあえず、家へ帰るか。

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