Life size
「ただいま〜」 

「あ、お兄ちゃんお帰り〜」


僕の妹の宮木凛華。僕の父と母は事故で亡くなっている為、妹と二人で暮らしている。


「お兄ちゃんまた優君と同じクラスなの?」 


「うん、あと転校生来た。」


「男?女?」 

「女。あと、制服脱げ。」



少し空気が凍った。僕なんかした?



「お兄ちゃん・・・。変態なのは知ってたけど、私に手を出そうとするとは思わなかったよ。」


おい、妹に初めて拒絶されたよ。


「いや、ふつうは家のなかでは制服着てるなよ。着替えてこいとかいう意味。」


「ちゃんといってください。」 「以後気をつけます。」


「でもね、制服動きやすいんだよ。」スカートをひらひらさせながら言ってる。


パンツ見えるぞ。学校でもやってないだろうな・・・。あ、学校ではジャージもはいてるか。


「ご飯食べた?」 「NO」 「なら、テレビでも見といてくだい」


あ、噛んだな。


妹の料理はまさに天下一品。マジでうまい。たぶん、店開ける。


家事もきちんとできる。いいお嫁さんになる。嫁には出さんがね。
< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop