高校四年生(ラジオドラマ化決定!)



光村教頭は自分の行い(不倫や虚偽)を悔い改めることはしない。自分や家族さえ良ければ他人を蹴落とすことは厭わない。


家族思いでは決してない、子供もある程度の地位にいなければ自分の育て方が問題視され世間体が悪くなるのを避けたいだけだ。


不倫も妻から受けた小言を発散するため。万が一発覚しても善三が解決してくれるとタカを括っていた。


全て自分の思い通りにさえなればいい、世の中自分中心に世界が回っていると勘違いしていく。


だからこそ、一度キレたら手がつけられない。


そんな時だ。偶然か必然か、憎しみに変わった善三の愛娘で行方不明だった桐生美玲が我が校に転校してきた。


職を失った息子に代わり、善三に復讐するべく光村教頭は教育者失格の行動に移る。


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