高校四年生(ラジオドラマ化決定!)



教員免許を取得したにも関わらず酒に溺れた中野北県立高校の光村(ミツムラ)教頭は、カラオケ店員に自分から絡んできたくせにあたかも被害者であるかのように、暴行を加えられたから警察を呼べと訴えた。


店員も光村教頭の圧力に根負け、通報してしまう。


一方、血相変えて部屋に戻ってきた二階堂薫は必死に身振り手振りで、尚輝達とカラオケ店からトラブルになる前に逃げようとする。


事情をさっぱり飲み込めない尚輝達と教頭に怪我をさせ、焦る二階堂薫との空気の違いは明らかだ。


二階堂薫は推薦大学の入学が決まっている、こんな所で台無しにするわけにはいかない。


そう脳裏に浮かんだ二階堂薫は、部屋を出てとんでもない行動を取る。



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