詩想仕掛
無くした日
なんてことない日常が 一番幸せなんだと
確かに僕は言っていた

口癖のように言っていた
何気ない日々が大切だと

僕は何処でどう 間違ったのだろう
僕は何で 無くしてしまったのだろう


何もない日々の中に取り残された

音も立てず倒されて 
砂が落ちる事を忘れた砂時計

叩きつけ割れば 解放されるだろうか?

そうじゃない
もう一度砂が落ちるようにすればいい
本当はもう気が付いているんだよね?



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