詩想仕掛
囁く言葉
愛していると言うのは ちょっと恥ずかしい
思っていない訳では無いのにね?

言葉を心と同じくらい 欲しがる君が
頬を膨らましたら 
僕は溜息と深呼吸が必要になってしまう

とてもとても 君を思っているのにね
思っているから 言えなくなる事もあるって
言いたくなってしまう事もある

そんなに欲しがる言葉なのに
何気ない時に不意打ちで言ってみる

『愛している』と……

又頬を膨らませて下を向く君
薄紅色の頬と耳で
君の僕への『愛している』が聞こえてくるのです
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