。+゚俺様オオカミ゚+。2
「なに難しそうな顔してんの?」
「どのクラスにも名前がなくって…って、うわっ!!」
「うわって、酷いなぁ」
私の後ろに彩月君が立っていた。
「急に現れたらびっくりするでしょ?」
私は小さく頬を膨らませた。
「びっくりさせちゃった?ごめんごめん」
ははっ、と笑う彩月君。
かっこいいし、いい人だしモテるのも当たり前なわけだ。
「で、名前がないって?」
「うん」
「俺もなかったよ?」
「うん、って、え?」
どういうこと?彩月君もないの?
「ってことは、特別クラスじゃないかな」
特別クラス?