零才塔


「さぁ、時間だ」



青装束はゆっくりとこちらへ近付いている。



もし、選ばなければ……死すら感じさせるその迫力にじりじりと後ずさりながら



「主守様、あなたを信じます!」



そう叫ぶとミズキは迷う事無く湖に面した扉を開き飛び降りた。



< 8 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop