あたしの王子様


あたしが屋上に着くと
蒼空はフェンスに寄りかかって
ケータイを見つめていた。


「…蒼空?」

あたしがそう言うと
蒼空は驚いた顔をしてから
軽く微笑んだ。

うわぁ…蒼空が笑ったの
初めてみた…かっこいい…


『もう呆れて来てくれないと思った。』

「え?」

『だからっ…完璧フられたかと思った。』
「えっ、なんで!?あたしがフられるかと思ってたんだけどっ」

『はぁっ!?なんでだよ!!』

「だ…だって、、、蒼空はあたしのこと好きじゃないでしょ!?」

『だから俺の気持ちに伝えるために呼んだんだけど。』

「…」


わかってるよ。
どーせフられるんでしょう?


『あのなぁ…



俺は……


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

アイツが大好き!

総文字数/314

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop