あなたへ…。
海
「美華ー」
いつものように隣り合った出窓からあたしを呼ぶ声
「ちょっ!」
「あら、今着替え中っすか(笑)」
祐貴は着替え中のあたしなんか関係ないように
窓から窓へと渡りあたしの部屋に入ってきた
「祐貴っ////」
「気にすんなって」
「いやいやっっ気にするっしょ」
「はははっ何もしないよっ」
「でもぉ~」
祐貴の笑顔は
眩しいくらい輝いていて…
「ひまぁー何かない?」
「うちには何にもありまっせんっ」
「ちぇ…」
祐貴の笑顔を思い出すたびに…
もう一度…
あの笑顔を見たくなる…