あなたへ…。



あれは…
あたし達が18を迎える年



「美華っ!海行こう♪」



突然、祐貴があたしを海へと誘ってきた


「海?」

「うんっ!行こうぜっ」

「いいけど…どうやって?」

「へへへっ」


意味なく笑う祐貴に?がつくあたし


「じゃじゃぁーん」

「え!?」


祐貴の手には
バイクの免許証があった


「美華に内緒で免許とった!」


自慢げに言う祐貴が可愛かった


「俺の超安全運転で連れていってやるよ♪」

「ほんとに安全なの?」

「おうよっ」

「うーん…」

「ほれっ行くぞっ」


祐貴はあたしの手を引いて
バイクの置いてある場所へ
あたしを連れていった





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