RPG学園♪
『ならば俺も光の線に乗れば良いだけだ!!』


「ああ、ライナーフォームは俺だけの力。

俺自身と俺の指定したモノだけ。

だから、間違えて光の線に乗ると…」


ザシュッ、

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』

「半分にしても生きれるわけ…ないよな?」

『が、ガキが…』

ザァッ、

塵になり、消えた。





「真琴ちゃん!!」

知也が近寄る。

「何で…

何で来てくれたんですか?

私…裏切って、騙して、」

「あのさ、俺って女の子を見る眼はあるからさ…

真琴ちゃんがそんなことしないって解ってるから。」

「知也先輩…

真琴、で良いです。」

「あ…、そっか、そうだよね。

さっきもどさくさで呼んじゃったし…」


「真琴!」

「まこちゃん!!」

「パパ!ママ!」


「ありがとうございました。

何て御礼を言ったら…」

真琴の父が知也に頭を下げる。


「いや、俺は真琴を助けにきただけで…」

「それだけで十分です。

まこちゃんを必死に助けにきてくれる人がいてくれただけで…」


「あの、パパ、ママ!

この人が私のお付き合いしてる人なの。」

「えっと、改めまして、知也って言います。」


「…知也君、娘と仲良くしてくれてありがとう。

これからもよろしくしてくれるとありがたい。」

「もちろんです。

言われるまでもありません。」



「おい、そろそろ帰るぞ。

真琴ちゃんのご両親もご自宅が近くなら送りますから、乗ってください。」

史郎が促し、皆が車に乗り港を後にした。
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