RPG学園♪
「よっしゃあ!」

知也が言う。

「俺は釣竿なんか持ってないし、釣りに興味がない。」

幸大が言う。

「そんなこともあろうかと釣竿はお前の分もあるぞ?」

史郎が言う。


「…。

まぁ、良いか。」

幸大も釣りに参加する。


「史郎の竿、なんかすごいな。」

幸大が言う。

「オーダーメイドだ。」

「釣竿にオーダーメイドなんかあるのか?」

「もちろんだ。

知也のはカスタマイズに近いな。」

「ああ。」

「カスタマイズ?」

「ロッドとリール以外に機能があったりするんだよ。

そういうのは普通は自分の欲しい機能を自分で付けるんだよ。」

知也が言う。

「へぇ。」

「例えばこのリールの下に付いたモニター。」

「なんだ?

ってか水に弱いんじゃないのか?」


「防水に決まってんだろ?

これ、釣り針と連動しててな、釣り針についてるセンサーで近くに魚がいるか、

エサが無くなってないか、

とかを確認できるんだよ。」

「必要か?」

「けっこう使えるぜ?」

「へぇ。」

「幸大はこれだな。

初心者用だ。」

史郎が渡す。

「サンキュー。」


「ルアーはここから好きなのを選べ。」

史郎がルアーボックスを開ける。

「こんなにあんのかよ…」

「これとか使いやすいぞ?」

「じゃあそれで良い。」

「付け方はわかるか?」

「何となくな。」

こうして釣りは開始された。


釣果は、史郎、知也は手慣れていたこともあり大漁。

幸大も二人のアドバイス等により数匹釣った。
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