RPG学園♪
その頃


「君たち可愛いね?

女の子だけ?

彼氏いる?」

奏たちはナンパをされていた。


「いや、彼氏とだし。」

奏が言う。

「でもさ〜、こんだけいるんだから一人くらい彼氏がいない子が…」

「残念ね。

皆、彼氏がいるのよ。」

柚葉が言う。


「はぁ…

もう、良いや。

んなめんどいこと。


さっさと俺達と行こうぜ?」

数人の男が周りを囲む。

「しー君たち、早く来てくれないかな…」

「しー君?

誰それ?」

「知也先輩〜」

「こっちの子の泣きそうな顔も良いねぇ〜」


「あの、ですね?

早く立ち去らないと危険ですよ?」


「は?

嵐でも来んのか?」

「来た。」

沙耶が呟く。

「は?


おわっ!?」

バシャンッ、

川に男が吹き飛ぶ。

「てめぇら、結衣をナンパするなんて100年どころか一生早いんだよ!!」


バキッ、

走ってきた史郎が跳び蹴りを決める。


「真琴に近づくな変態!」

ゴッ、

知也が走りながらラリアットを決めた。


「誰だ!?

俺を川に突き落とした奴は!!」

最初に吹き飛ばされた奴が言う。

「俺だけど、文句あんのか?」
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