RPG学園♪
ザッ、

「何か用か?」

幸大が言う。

「よぉ、昼間は世話になったな。

借りを返しに来たぜ?」

「…昼間?

何かあったっけ?」

幸大が言う。

「幸大!!」

奏と柚葉がやってくる。

「兄様の知り合い?」

「そうらしいが、記憶にないな…」

「幸大、こいつら昼のナンパ野郎だ。」

史郎が言う。

「何だと!?」

知也が出てくる。

「ほぉ…

奏、柚葉。

テントに戻ってて良い。」

幸大が言う。

「え?」

奏が言う。

「ああ、柚葉ちゃん、ナイフ貸してくれないかな?」

史郎が言う。

「わかったわ。」

史郎にナイフを渡す。

「史郎、ナイフくらい男なら持ち歩けよ。」

知也がナイフを取り出す。

「お前のは十徳ナイフだろーが…」

史郎がツッコミを入れる。


「人間相手に刀を使うのは初めてだな。」

幸大が刀身のない刀を持つ。


「な…やる気か!?」

「それ以外どう見えんだよ。」

知也がツッコミを入れる。

「やっちまえー!!」

男たちが一斉にかかってくる。

「しかし、よくもこれだけの人数を集めれたな。」

幸大が言う。

「町中の不良が黙っちゃいねぇって言っただろうが!!」


鉄パイプで同時に殴りかかる。


「五行相生

『金生水』」

バシャッ、

鉄パイプが水になった。
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