RPG学園♪
「水!?」

「五行相生

『水生木』」


しゅるっ。

水が木のツタに変わり、男たちに絡み付く。

「うわっ!?」


ドサッ、

一人が転ぶと、それに躓き一気に転ぶ。

ズダダダダダダッ、


「将棋倒しってやつだな。」


幸大が言う。

「てめぇの相手はこっちだ!!」

男たちが史郎に殴りかかる。


「ったく、俺も幸大みたく多人数用の技がほしいな。」

ヒュパンッ、


ハラリッ、

「へ!?」

男が丸坊主になっていた。

「散髪代はまけといてやる。」


史郎により丸坊主が量産された。

「あいつを狙え!」

男たちは丸坊主の者も含め、知也に向かっていく。


「ここは谷間だからね、入射角と反射角を小さくすれば全員を相手にできるんだぜ?


『ライナーフォーム』」


ヴンッ、


ビビビビッ、

一気に谷間に光の線、つまり知也専用のレールが作られた。

「何だこの光の線は?」


ヒュッ、

「な!?

消えた?」

「こっちだよ。」

知也が男たちの後ろに移動していた。


「それから…裸で歩くなんて変態だな。」

「え?」

パサッ、

男たちが着ていた服に切れ目が入り、

「な!?」

男たちは全員真っ裸になった。


「ひ、ひゃぁぁぁぁ!!」


男たちは切られた服を持って走り去った。
< 128 / 204 >

この作品をシェア

pagetop