RPG学園♪
「幸大、終わったか?」

奏が言う。

「ああ。」

「さすが兄様ね。

仕事が早いわ。」


「ふや〜。

あしゃ、でしゅか?」

水瀬が目を擦りながら出てくる。

「悪いな、起こしちまって。」

幸大が言う。


「お疲れ様。」

沙耶が言う。

「ああ。」


「しー君、ケガは?

あんまり無理したらダメだよ?」

「ケガはないよ。

それに結衣のためにすることに無理なことなんかないって。」

「…しー君!」


抱き合う。


「な…なんか、見てるこっちが恥ずかしいですね。」

真琴が言う。

「あ、ああ。

でもいつか俺達も…」

「知也先輩…」


二人は見つめ合う。


「お前らも十分だろ…」

幸大が言う。

「幸大がしてほしいなら…あ、私だって、その、抱き合うくらい…」


「あら、兄様は抱き合うだけで満足なのかしら?」

「せ、先輩はいったいどんなことをご所望ですか!?」


「…。」

ぎゅっ。

沙耶が抱きつく。

「な!?

幸大、私もだ!!」

ギリギリギリ…

奏が抱きつく。

「肋骨が…

って言うか、胸が…」

幸大が言う。

「な!?

幸大のスケベ!!」

ぎゅう〜。

「い、痛くはなくなったけど胸がさらに…」

「兄様、私も混ぜてね?」

むぎゅう。


「先輩!!

私も行きますよ、

うぎうー!!」

ぎゅっ。

水瀬も抱きつく。
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