RPG学園♪
『ならば、その意思を以て私に勝ってみよ。』


「ああ。

真琴…力、貸してくれ。」


「知也先輩のためならなんなりと…です。」

「俺のためじゃない。

俺と真琴…二人のために、だ。」


『たかが二人で私を止められると思ったか?』

「真琴…行くぞ!!

『ライナーフォーム』」


ヴンッ、

『どういうことだ?』

光の道は敵へと続いていた。


ザッ、

知也と真琴は二人とも光の道に乗った。

「真琴…」

「知也先輩…」



「ハァッ!!」

ヒュンッ、

知也が消え、そして現れた。


現れた場所は敵の正面。


ガッ、

『な!?』

知也は敵の右手が刀の柄を握る前に右手を掴んでいた。

ガンッ、

そして、刀を足で蹴り飛ばした。

「真琴!!」

「はい!」


「「『真・ライナーフォーム』」」


ギュンッ、


真琴が物凄いスピードで敵に向かった。



それは、

高速を超えた、神速。

光速とも呼べるスピード。


そしてそのスピードで繰り出された拳が、敵を穿つ。


ドッ…パァンッ、


鈍い衝突音と空気の破裂した音が響いた。



『ガハッ!!』
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