RPG学園♪
『そう…動かなくなっちゃったんだ。

僕はさ、モノを大事にするタイプだから女の子を取っておこうと思ったんだ。


だけどね…邪魔じゃん。

身体。



だって、その身体で僕は飽きるくらい遊んだんだよ?

もういらない。

だから女の子の可愛い顔だけ取っておこうと思ったんだ。


だからさ、この中華包丁で首をストン、と落として飾ったんだ。』


「なら、なぜここの死体は首以外も切断されてるの?」


沙耶が言う。


『ああ、それはね、遊びだよ。』

「遊び?」

『うるさいからさ…顔面を殴るじゃん。

そうすると、顔を保存した時に顔に傷がつくでしょ?


だから女の子が黙るように…泣き叫ぶたび身体をストン、って切り落とすんだ。』


「…そんな、」

水瀬が泣いている。

『その死体が一番泣き叫ばなかった子だ。』


「…手首から下が…あぁぁぁぁぁ!!」


水瀬が頭を抱えた。


『そして、それ。


そのミンチ。

男だったんだよ。

ボーイッシュな子だと思ったのに…

ムカついたからミンチにしちゃった。』

「…。」


沙耶は水瀬の肩を抱く。


『それから…これが僕のコレクション。』
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