RPG学園♪
「あら、以外と奏さんも乙女ね。」


柚葉が言う。


「うっさい!!」

「まぁ、愛のために闘うって、かっこいいわよね。」

柚葉が言う。



『アイノタメ?』

「ん?」

『どうした?』

『…。』


「お前、泣いてんのかよ!?」

奏が言う。


「どう言うことかしら?」

『さっさと、その二人を殺すのじゃ!!』


『アナタガタハ

アイノタメ

タタカッテルノ?』

「ええ。」

「ああ。」

『ワタシヲコロシテ』

『何を言っとるんだ!!』


『カレヲコロシテ』

「彼?」

奏が言う。

『カレヲコンナフウニシタノハワタシノセイ


ダケドワタシニハカレヲトメルコトハデキナイ


ダカラソコニイルカレトソシテワタシヲ


タスケルタメニコロシテ』



『黙れ!!』

老人が何かのボタンを押した。



『ギャァァァァァァァァァァァ』



「これはどういうことかしら?」

柚葉が言う。


『昔の話じゃ。


私は人体実験をしたかった。


そう、とある生物兵器をつくるためにな。』


「な!?」

『そんな私を世界は見逃さなかった。


人体実験をしようとした人間は自殺し、


私の研究所は警察に囲まれた。


そして、私は捕まった。


私が刑務所を出たのは30歳だった。


かつての研究所の職員は全ての罪を私一人に着せて逃亡していた。

一人を除いてな。』
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